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救急救命患者の感染対策

2020 Vol.27 No.1 目次

感染と消毒  2020 Vol.27 No.1 p.39-41 

ケア日記
救急救命患者の感染対策
長田 麻友子

突然の事故や急変により,生命の危機に瀕した重症患者を受け入れる救急救命治療の現場は,緊急性が高く,繁忙さゆえに感染対策の破綻につながりやすい.救急救命患者のように侵襲性が高く患者背景が不明であれば,さらに感染拡大のリスクが高まる.感染拡大を予防するためには,平時から標準予防策を遵守することと,必要時には速やかに感染経路別対策を追加することが肝要である.そのためには,何が感染拡大のリスクとなるかを意識することの必要性を伝え,適切な感染対策を実践できる環境を現場のスタッフとともに整えていくことが重要だと考える.


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