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微生物の基礎知識:臨床微生物検査の基本的な考え方と新しい検査法

2021 Vol.28 No.2 目次

感染と消毒  2021 Vol.28 No.2 p.24-29 

入門講座
微生物の基礎知識:臨床微生物検査の基本的な考え方と新しい検査法
大楠 清文

感染症の原因となっている病原体を明らかにすることは,有効な抗菌薬や抗ウイルス薬などを選択・投与するために極めて重要である.そのためには,医師,看護師と臨床微生物検査技師が協力しながら,原因となっている病原体を特定することが大切である.微生物検査は,①塗抹検査,②迅速抗原検査,③細菌の分離培養と菌種の同定,④薬剤感受性試験,⑤病原体の遺伝子検査,で成り立っている.これらの検査を適宜活用する上でもDiagnostic Stewardship(DS);診断支援の考え方である「適切な患者に,適切な時期に,適切な検査をオーダーすること」が何より重要である.


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