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感染症流行下(COVID-19 を含めて)におけるAST活動

2022 Vol.29 No.2 目次

感染と消毒  2022 Vol.29 No.2 p.61-64 

感染制御に現場から一言
感染症流行下(COVID-19 を含めて)におけるAST活動
高橋 佳子

不適切な抗菌薬の使用は,耐性菌を発生あるいは蔓延させる原因となる.抗菌薬適正使用支援(antimicrobial stewardship:AS)を推進することで耐性菌の出現を防ぎ,医療コスト削減に繋がることが多く報告されている.コロナ渦において,SARSCoV-2 患者に対するantimicrobial stewardship team (AST)の関りは,変異株の出現により少しずつ変化している.パンデミック終焉後に相次ぐ多剤耐性菌アウトブレイクが待ち受けていることがないよう,通常のAS 業務のレベルを落とすことなく,介入を継続することが重要である.


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