感染と消毒 2023 Vol.30 No.2 p.3-11
総説
「Clostridioides difficile」日本で発刊された2つのガイドラインから感染症診療と感染対策を学ぼう
山岸 由佳
Clostridioides diffcile は薬剤耐性菌の1 つとして適切な診断,治療,予防,感染対策が必要な微生物である.芽胞状態になることで長期間環境に広く生存し,また消毒用アルコールや乾燥などに耐性のため伝播しやすい.医療機関内での伝播のリスクがあるため適切な接触予防策が必要である.