バックナンバー

CLABSIを減らすための取り組み

2024 Vol.31 No.1 目次

感染と消毒  2024 Vol.31 No.1 p.43-46 

ケア日記
CLABSIを減らすための取り組み
坂本 史衣

先進国における中心ライン関連感染(Central line-associated bloodstream infection, CLABSI)発生率は1 ~ 3 件/1,000 中心ライン使用日数であり,罹患者の死亡率は12 ~ 25%と推定されている.CLABSI の多くは効果的な対策により予防可能である.近年は,複数の対策を1 つのパッケージとして行う「ケアバンドル」が推奨されている.CLABSI のケアバンドルは,中心ラインの挿入時に行うものと,留置中に行うものに大別できる.実施する際のポイントとして,ケアバンドルは質の高い根拠で支持される対策で構成することと,実施率を高めるためにチェックリストや定期的なオーディットを活用することが挙げられる.


感染と消毒ホームページ事務局(幸書房内)
ホームページに関するお問い合わせはこちら