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環境培養検査のピットフォール

2024 Vol.31 No.2 目次

感染と消毒  2024 Vol.31 No.2 p.64-67 

感染制御に現場から一言
環境培養検査のピットフォール
村上 日奈子

環境培養は菌の存在を可視化することにより感染対策における重要な情報を提供でき,感染源や感染経路が特定されることにより適切な感染対策の実施が可能となる.意義のある感染対策のための環境培養を行うためには,目的の定まらない状況での環境培養は行わず,目的を明確にして十分な情報収集と堅実な計画を立てて実施すること.環境培養においてはゴールドスタンダードがないので論文や文献を参考に,かつ各施設で工夫して目的に合った適切な検査を実施するすること.検出感度の限界を考慮した結果の解釈をすることが肝要である.


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