「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
1.ノロウイルス汚染の畳の消毒 (1)イ草素材 イ草素材の畳には、次亜塩素酸ナトリウムは適しません。脱色作用を示すからです。一方、ノロウイルスに対するアルコールの効果は弱いです1-3)。このため、イ草素材の...
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浸漬での次亜塩素酸ナトリウムの使用であれば、ご指摘のとおり30~60分間浸漬が基本になります。30分間以上の接触時間を保てば、クロストリディオイデス・ディフィシル(以下ディフィシル菌と略す)の芽胞のみな...
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当サイトでも過去に(2021年09月)プラスチック手袋の上から手指消毒を実施することに関する質問があり、手袋の上からの手指衛生の問題や手袋に関する情報について回答がされています。(https://www.disinfectio...
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使用していないシンクの清掃は、シンク内の汚染や汚染菌によるバイオフィルム形成を考慮すると、1日1回程度、機械的にスポンジと洗剤を用いた洗浄が望ましいです。シンクの清掃は、誰が、どのタイミングで実施さ...
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経管栄養セットの洗浄は水のみでは不十分です。現状どおり、洗浄剤を用いた洗浄で対応されてください。 次亜塩素酸ナトリウムは細菌芽胞にも有効な消毒薬で、過酢酸(アセサイド®)などの高水準消毒薬と同様に広...
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感染対策上のトイレの蓋についてのご検討は、経口感染防止の観点からでしょうか。 トイレの流水に関して、フラッシングによりエアロゾルが発生し、床から約1m舞い上がる、フラッシング後1分程度空気中にエアロ...
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手術室の清浄化で大切なことは、手術室全体の無菌化ではなく、術野への汚染防止を目的とした日常的な清掃を適切に行うことです。手術室環境整備では消毒ではなく汚染を取り除く日常業務としての清掃が必要です。...
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シンク内の汚染菌は、シンク内へ定着するために、また自身を守るためにバイオフィルムを形成します(図)。このため、汚染菌に対する消毒剤の効果は限定的です1,2)。したがって、シンク内の清潔保持は機械的洗浄...
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次亜塩素酸水はいわゆる酸性水(電解型/非電解型)の一種です。色々な製法がありますが、いずれも消毒薬(医薬品、医薬部外品)として認められていません。原水の性状や製造条件により様々の次亜塩素酸濃度の製品...
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経腸栄養剤(経口・経管)は、「医薬品扱い」「食品扱い」の2つがあります。肝不全経口栄養剤も同様です。一方、臨床現場ではそれらを区別せずに「栄養剤」として扱うことが多いです。また、薬品保冷庫には冷所保...
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