感染症患者と言っても、感染経路が疾患によって、空気感染、飛沫感染、接触感染などいろいろありますから、その症例によって、対応が異なります。手術室の場合は、他の手術患者への交差感染の危険性と、手術スタッフへの職業感染とがあり、種種器械を介しての感染の危険性もあります。基本的対策は、共通のものですが、症例によっては特別の対応が求められます。"手術医療の実践ガイドライン(改訂版). 日本手術医学会 2013." などが参考に成るでしょう。
小林寬伊(根岸感染制御学研究所 所長・東京医療保健大学 名誉学長 教授)
2016年04月