紙コップに入れた水道水は、1人1個用意するのが原則です。
なぜなら、紙コップに入れた水道水を共用すると、微生物汚染を受けた水道水を他の患者の近くに持ち運ぶことになるからです。患者環境の衛生保持の観点から、望ましくありません。
なお、やむをえず気管内吸引カテーテルをくり返し使用する場合で、このカテーテルからの水通しであれば、水道水ではなくて滅菌精製水(注射用蒸留水)を1人1個用意する必要があります。
尾家 重治(宇部フロンティア大学 人間健康学部看護学科 教授)
2017年01月
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紙コップに入れた水道水は、1人1個用意するのが原則です。
なぜなら、紙コップに入れた水道水を共用すると、微生物汚染を受けた水道水を他の患者の近くに持ち運ぶことになるからです。患者環境の衛生保持の観点から、望ましくありません。
なお、やむをえず気管内吸引カテーテルをくり返し使用する場合で、このカテーテルからの水通しであれば、水道水ではなくて滅菌精製水(注射用蒸留水)を1人1個用意する必要があります。