ベッドパンウォッシャーも浸漬するスペースもない環境下での、ガーグルベースンの使用・処理方法についての質問です。
ご提示いただいた方法、すなわちガーグルベースンをプラスチック袋で覆い、使用後に洗浄・乾燥して、再度プラスチック袋をかけて使用する方法は適切と考えます。プラスチック袋を使用することで汚染を防ぎ、処理の簡便さが確保できます。
ガーグルベースンの処理方法としては、熱水消毒や洗浄後の浸漬消毒と共に、前もってナイロン袋(プラスチック袋)で覆っておく方法1)も提示されています。ただし、使用中にプラスチック袋が破損した、プラスチック袋をはずす際にガーグルベースンが汚染した場合などでは、洗浄後に消毒が必要です。具体的には、洗浄後に0.01%(100ppm)次亜塩素酸ナトリウムに1時間浸漬、0.1%両性界面活性剤や0.1%ベンザルコニウム塩化物への30分間浸漬する方法1)があげられます。
また、ベッドパンウォッシャーのような大がかりな装置がない場合、家庭用食器洗浄機(70~80℃・3~10分間の熱水)を使用することで、プラスチック袋の使用や手洗いの手間を省略することが可能です。この方法も併せてご検討ください。
引用文献
- 大久保憲他;〔2025年版〕消毒と滅菌のガイドライン.東京:へるす出版,2025:30
小野 和代(東京科学大学病院 看護部 副看護部長 医療安全管理部GRM)
2025年04月