「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
適切な処理方法とは言えません。 汚染物回収コンテナは先ず洗浄が必要です。機器の設置状況にもよりますので、用手洗浄も適応できます。適切な洗浄剤を用いること、周囲への汚染拡散防止及び従事者の曝露防止対策...
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80℃の熱水に耐えられない器材には、70℃・3分間などの熱水消毒が勧められます1-10)。 以前に在籍した病院において、医材センター(中材)の師長様からの依頼で、80℃の熱水に耐えられない蛇管の消毒法について検討...
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バッグバルブマスクはスポルディングの分類においてセミクリティカルに属します。したがって高水準消毒が求められます。酸化エチレンガス(EOG)滅菌はエアレーション不十分であった場合のEOガスの残留および素材...
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アルコールアレルギーの方にはアルコール製剤は使用できません。代替法として流水と石けん、消毒薬のスクラブ剤の使用などがあります。生体消毒薬のスクラブ剤の使用と流水での手洗いをお勧めいたします。 4%ク...
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「インスリン注射時の皮膚消毒は必要」とのエビデンスはありません。 一方、「インスリン注射時の皮膚消毒は不要」とのエビデンスはあります1-5)。インスリン注射時での皮膚消毒の有無にかかわらず、感染は生じ...
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手袋の術中交換時期について 手袋のピンホールについての文献は多数ありますが、交換時期について文献はほとんどなく、WHOやCDCのガイドラインにおいても記載はありません。ピンホールについては、90分間以下の手...
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注射時に使用するトレー(図)は、使用前の混注(ミキシング)台と同様にアルコール拭きで清潔にしておく必要があります。なぜなら、誤ってルート刺入部などに触れた場合に、トレー由来の微生物が手袋を介して刺入...
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リハビリで用いるパラフィンは水分活性値(Aw)* が低く、かつ50~55℃に加温して用いるので微生物汚染を受けにくいです。したがって、パラフィンの頻回の定期的な入れ替えは必ずしも必要ではありません。汚れが目立...
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万能ツボの外で絞るべきことを裏付ける文献は見当たりませんが、関連した文献があります。万能ツボ内の消毒綿球の微生物汚染についての文献です1,2)。それによると、7日間以上にわたるくり返し使用で、アルコー...
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クロストリジウム・ディフィシル検出患者の周辺環境には、本菌の芽胞がばらまかれています1-4)。また、本菌の芽胞の経口感染菌量は極めて少量と推定されます5)。さらに、環境にばらまかれた本菌の芽胞は感染源...
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