「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
リハビリで用いるパラフィンは水分活性値(Aw)* が低く、かつ50~55℃に加温して用いるので微生物汚染を受けにくいです。したがって、パラフィンの頻回の定期的な入れ替えは必ずしも必要ではありません。汚れが目立...
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万能ツボの外で絞るべきことを裏付ける文献は見当たりませんが、関連した文献があります。万能ツボ内の消毒綿球の微生物汚染についての文献です1,2)。それによると、7日間以上にわたるくり返し使用で、アルコー...
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クロストリジウム・ディフィシル検出患者の周辺環境には、本菌の芽胞がばらまかれています1-4)。また、本菌の芽胞の経口感染菌量は極めて少量と推定されます5)。さらに、環境にばらまかれた本菌の芽胞は感染源...
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NICUでは厳重な感染対策が必要となりますが、おしゃぶり・乳首・哺乳瓶の滅菌は必ずしも必要ではありません。消毒でも良いです。なぜなら、洗浄・消毒後のおしゃぶりなどに少量の芽胞が残存していたとしても、感...
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通常、2重包装の必要性はありません。ISOもそのように言っています。但し、被滅菌物の性状等によって、2重包装の必要性がある場合は、やってはいけないわけではありません。何の為に、何を対象に2重包装をおこな...
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熱水は残留毒性がないうえに、消毒薬に比べて消毒効果が確実です。したがって、ご質問者がすでに行っておられるように、喉頭鏡のブレードの消毒には熱水がもっとも適しています。 しかし、喉頭鏡のハンドルには必...
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普通の手指消毒は、15秒以上を要しています1)。一方、アルコールによる皮膚障害も、かなり報告されています2)。そのような中で、ニトリルゴム手袋を着用して、患者ケアーをおこない、次のケアーに移る際に、...
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0.01%(100ppm)次亜塩素酸ナトリウムへの1時間浸漬法は、ウイルスのみならず芽胞にも効果を示します1-3)。したがって、アデノウイルス胃腸炎や咽頭結膜炎の患者が使用したジェットネブライザーのし管の消毒も...
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ポビドンヨード水溶液と解釈してコメントを述べさせていただきます。 2016年の世界保健機関(WHO)、手術創感染防止ガイドライン1)では、切開創洗浄を裏付けるポビドンヨード水溶液洗浄の有効性に関するエビデンス...
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術野消毒において一回塗布でも丁寧に塗布できていれば特に問題はありません。皮膚の皺の谷間に十分塗布できるように塗布することが大切です。消毒は何回塗布したかの回数が重要ではなく、丁寧に時間をかけてまん...
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