「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
すべての血液、体液(湿性生体物質)には感染性があるとして対応することが求められています。すなわち標準予防策に基づいて処理します。 器材の使用後の処理は、その器材がどの様な患者に使用されたかではなく、...
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胃瘻造設時の皮膚消毒には、クロルヘキシジンアルコールおよびポビドンヨードいずれも推奨されます。 中心静脈カテーテル挿入時の皮膚消毒では、ポビドンヨードよりむしろ0.5~1%クロルヘキシジンアルコールのほ...
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日本では日本メドトロニック社がEndosheath®という内視鏡用のカバー(以下シースと略)を発売しています。この製品は「自然開口向け単回使用内視鏡用感染防止シース」と「自然開口向け単回使用内視鏡用非能動...
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食事の残りを次亜塩素酸ナトリウムで処理する必要性はありません。たとえ次亜塩素酸ナトリウムで処理したとしても、十分な消毒効果が得られないからです。食事の残りはポリ袋などに入れて密封して廃棄してくださ...
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感染症患者と言っても、感染経路が疾患によって、空気感染、飛沫感染、接触感染などいろいろありますから、その症例によって、対応が異なります。手術室の場合は、他の手術患者への交差感染の危険性と、手術スタ...
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次亜塩素酸ナトリウムは汚れ(有機物)、パルプ(ペーパータオルや新聞紙など)および木質の材質(ベニア板など)等により、大幅な効力低下が生じます1-3)。一方、油性マジックの主成分はアルコールやキシレンな...
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ハンドクリームを塗布する順番は、手指消毒剤(速乾性擦式消毒剤)の使用の前後いずれでも良いです。なぜなら、ハンドクリームやハンドローションは手指消毒剤の効力に影響を及ぼさないと推定されるからです。 た...
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ノロウイルス患者の吐物処理に対して、N95マスクをスタンダードとされて良いでしょう。 CDCガイドラインでは、ノロウイルス胃腸炎患者のケアには接触感染予防策を推奨しています1)。しかし、ホテルの清掃におい...
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Gerstmann-Straussler-Scheinker(ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー:GSS)病は、異常なプリオン蛋白が脳内に蓄積して脳神経細胞の機能を障害し、脳に海綿状変化を生ずる遺伝性(家族性)プリオン病の...
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クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)は、嫌気性菌であり、芽胞形成菌です。芽胞の状態では多くの消毒薬や熱が効きにくい性質があります。しかし、ヒトや動物の腸管内に生息し、健常人の5~...
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