「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
採尿バッグに逆流防止弁が付いていて、かつ患者に免疫力があっても、大丈夫ではありません。 なぜなら、逆流防止弁付きの閉鎖式採尿バッグを用いても、汚染菌の上行性移動を防ぐことはできないからです。逆流防止...
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手術前でのルーティンのポビドンヨード(イソジン)ガーグル含嗽が、感染防止に有効とのエビデンスは見当りません。 ブラッシングなどの口腔清掃(口腔ケア)は、誤嚥性肺炎や感染性心内膜炎などの感染症の予防に...
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2回の消毒は必ずしも必要でありません1)。血液培養採取時の皮膚消毒には、貴院で予定されている「アルコール綿で皮脂の除去後に、1%クロルヘキシジンアルコールで1回の消毒」で良いです。 血液培養の偽陽性率は...
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人工血管での消毒にポビドンヨードが推奨されている理由は? 人工血管患者は他の患者に比べ感染リスクが高いので、シャント消毒ではより厳重な皮膚消毒が必要になります。殺菌力が強い消毒薬の使用が望ましいので...
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イノバン等のシリンジ製剤の低流量投与では、混注(ミキシング)は行いません。したがって、これらのシリンジ製剤を新しいものに毎日交換する必要性はありません。交換は、3日ごとなどの静脈留置針の刺し換えやル...
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どのような洗浄方式、つまり、中央化しているのか、手術室での一次洗浄が残っているのか、手洗浄なのか、機械洗浄なのか、そのあたりが分かりませんが、脳盆の滅菌が手術に使う目的なのであれば、少なくとも、そ...
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第四級アンモニウム塩+エタノール製剤は、クロルヘキシジン再評価の時期とぶつかって、アルコール製剤に含有された製品として、先行市販されましたが、第四級アンモニウム塩自体は、クロルヘキシジンの粘膜適用...
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特別の注意は必要ありません。病棟環境から感染が起こった事例は報告されていません。但し、吸引時は、血液汚染が生じる危険性がありますので、シングルユースのチューブを使用して密閉破棄焼却処理し、作業中に...
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次亜塩素酸ナトリウムは有機物(汚れ)のみならず、木質材質により不活性化を受けます1~3。したがって、次亜塩素酸ナトリウムは、木材(パルプ)を原料とするペーパータオルでも不活性化を受けます。すなわち、...
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