「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
ヨード禁での眼内(結膜嚢)の消毒には、0.02%クロルヘキシジン、0.01~0.05%ベンザルコニウム塩化物および0.02%ベンゼトニウム塩化物などがあげられます1-5)。いずれの消毒薬でも、消毒薬の眼毒性を最小限に...
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手術室の空調管理(清浄度、換気、気流、温湿度等)は、手術部位感染防止を目的として重要です。質問者の方の施設では24時間空調稼働がなされています。その他の空調管理は、「病院設備設計ガイドライン(空調設...
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蛍光灯の光の影響は小さいと推定されます。 ご指摘のとおり、次亜塩素酸ナトリウムは直射日光で急速に分解します。夏季の直射日光下では、0.1%(1,000ppm)液は4時間ほどで効力がほぼゼロになりました。しかし、...
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スポンジを通常の方法で消毒することは無理です。スポンジ(ポリウレタンフォーム)は密で小さい多数の穴(発泡体)がある構造で汚れが溜まりやすいため、消毒が行いにくいのです1,2)。たとえば、細菌汚染を受け...
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①最低浸漬時間 次亜塩素酸ナトリウムは芽胞を含むすべての微生物に有効ですが、速効性ではありません。表1には、各種の芽胞に対する0.1%(1,000ppm)次亜塩素酸ナトリウムの殺滅効果を示しましたが、枯草菌の芽...
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クロストリディオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile )は、健常者も保菌していることがあるため、スクリーニングではなく、下痢を発症しC.difficile感染症(C.difficile infection : CDI)を疑うと...
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ATPは簡便で短時間で分かりやすい方法として推奨されています。データが即座に検出されるため評価しやすく、再洗浄などに直ちに取り組むことができる利点があります。 ATP以外の評価の方法は、タンパク質、炭水化...
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医療施設で使用したユニフォームの汚染や病原微生物の付着については、多数報告されています1-3)。感染拡大防止のため、ユニフォームの管理には、交差感染防止の視点が必要になります。 まず、施設から自宅へ...
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手洗い後に手を乾燥させることは重要で、ペーパータオルやハンドドライヤーの使用が推奨されています1)。 ハンドドライヤー使用時の感染リスクに関する研究報告をいくつか紹介します注1。例えば、文献レビュー(...
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喉頭鏡のブレードは口腔内の粘膜と接触するため、スポルディング分類ではセミクリティカル器具に分類されます。クリティカル器具(皮膚や粘膜を穿通、もしくは生体の無菌域に接触する)ではありませんので、滅菌...
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