「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
次亜塩素酸ナトリウムを使用してモップを消毒する場合は、事前に軽く汚れを除去し、洗濯機で洗浄した後に消毒薬に浸漬すると効果的です。使用後のモップをそのまま薬液に浸漬すると、モップに付着した有機物によ...
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1%クロルヘキシジンエタノール(アルコール)への変更は良いと思います。 1%クロルヘキシジンエタノールはクロルヘキシジンの持続性とアルコールの速効性のいずれも兼ね備えています。すなわち、クロルヘキシジ...
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新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)対応施設で、グリーンゾーンでの不適切なガウン使用に対する指導について、と解釈し説明いたします。 先ず、COVID-19におけるゾーニングについてです。ゾーニングとは...
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加速化過酸化水素は、わが国では消毒薬としての認可は受けていません。このため、雑品として発売されています。一方、カナダや米国では中水準消毒薬として認められています1, 2)。 加速化過酸化水素と、同じ中水...
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浴用ストレッチャーは、スポルディングの分類ではノンクリティカル器具に当てはまりますので、通常は、洗浄または低水準消毒薬の処理を行います。今回のご質問は、尿から基質拡張型ベータラクタマーゼ(ESBL)産...
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灌流排液へ次亜塩素酸ナトリウム原液を混ぜて、汚物室で流して廃棄する方法に問題はありません。 灌流排液を凝固させて廃棄する方法は感染防止の観点からとても良い方法です。しかし、廃棄物の量が増えてコスト高...
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医療現場で使用する器具の再生処理の基本は、器具にどのような病原菌や汚染があるかによって処理法を決めるのではなく、その器具がどのような部位に使用されるかによって処理法が決まってきます。 無菌の体内に埋...
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スプレー式容器への消毒用エタノールのつぎ足し使用では、定期的(6~12か月ごとなど)にその容器の洗浄・乾燥を行うのが望ましいです。 ご質問者様は、スプレー式容器へのつぎ足し使用による微生物汚染を危惧し...
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中心静脈栄養(TPN)や抗がん剤の無菌調製の環境として、無菌室、クリーンベンチ、安全キャビネット等があります。 TPNをクリーンベンチで調製する場合、クリーンベンチの適正管理と清潔操作を適切におこない、シ...
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グルタラール浸漬はベストではありません。グルタラール浸漬法では曝露毒性が問題になるからです1)。その蒸気は眼や呼吸器系の粘膜を刺激し、その液の付着では化学損傷(熱傷)が生じます。本薬は内視鏡消毒への...
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