「洗浄・消毒・滅菌 ご質問受付」にて受付したご質問と回答の一部を掲載しています。
なお、回答については、質問をいただいた時の基準に沿って回答しておりますので、現時点とは異なっている場合もございます。
スプレー式容器への消毒用エタノールのつぎ足し使用では、定期的(6~12か月ごとなど)にその容器の洗浄・乾燥を行うのが望ましいです。 ご質問者様は、スプレー式容器へのつぎ足し使用による微生物汚染を危惧し...
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中心静脈栄養(TPN)や抗がん剤の無菌調製の環境として、無菌室、クリーンベンチ、安全キャビネット等があります。 TPNをクリーンベンチで調製する場合、クリーンベンチの適正管理と清潔操作を適切におこない、シ...
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グルタラール浸漬はベストではありません。グルタラール浸漬法では曝露毒性が問題になるからです1)。その蒸気は眼や呼吸器系の粘膜を刺激し、その液の付着では化学損傷(熱傷)が生じます。本薬は内視鏡消毒への...
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アルコール、クロルヘキシジン、ヨードにアレルギーとのことですから、これらに加えてクロルヘキシジンの類似化合物であるオラネキシジン(オラネジン®)も使用不可です。このようなケースでの血管穿刺時の消毒に...
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「ビニール袋の中に尿を捨てるので、蓄尿瓶に直接尿は付着しません」とありますので、蓄尿瓶の内側にビニール袋を広げて尿回収されている状況を想定して、コメントさせていただきます。 ビニール袋を使うことで、...
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温度と時間設定は正しいです。薬液の高圧蒸気滅菌は、115℃・30分間や121℃・15分間などの条件が汎用されています1)。すなわち、グリセリンの滅菌条件として115℃・30分間は適しています。重力加圧脱気式での滅菌を...
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輸液点滴セットや輸液ボトルの廃棄処理に関しては、環境省から出されています「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」1)を参照します。「輸液点滴セット(バックを除く。)については、血液等が付着...
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吸引カテーテル(チューブ)の熱水消毒では、前もってのカテーテル内のタンパク質(粘液など)の除去が必要です。熱によるタンパク凝固を防ぐためです。しかし、吸引カテーテル内の機械的洗浄は行いにくいです。...
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プリオン病疑いのハイリスク手技に用いた器材を他の器材と混同して展開もしくはコンテナなどに保管した場合には、同一梱包したその他の器材もプリオン汚染があるものとして対応して下さい。 プリオン病のハイリス...
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BCG(Bacillus de Calmette et Guérin)は弱毒化した牛型結核生菌の凍結乾燥製剤で、膀胱注入2時間後に排尿された尿中に排出されます。そのため、処理する尿は感染性病原体が含まれているものと認識し、感染リス...
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